おおらかな人が多い兵庫県の県民性

大阪と同じくらい関西で知名度の高い地域といえば、兵庫県だろう。
世界遺産の姫路城を有する姫路市があったり、観光スポットの多さや発展都市として注目を集めている神戸市など、魅力的な地域が集まっている場所である。

そんな兵庫県に暮らす県民達は、大阪府民のように豪快な性格を持ち合わせる方は意外に少なく、おおらかで素直な性格の人が多いのが特徴だ。
兵庫県は北から南まで縦にも長い地域だが、県民性はこの地域でも若干違いがある。

主に北部の人は素朴で口数が少ない、東部の人は忍耐強く勤勉といったイメージがあるのだ。
いずれの地域の人も、穏やかでゆったりとした性格の持ち主が多く、それでいて明るく前向き、積極的に行動できる人が多いとされている。

そして、県民の多くは他県の人に出身地を聞かれた場合に神戸と回答する人が多い。
これは兵庫県の中でも神戸が特に有名であるから、細かい出身地を話しても話題が続かなさそうだから神戸と回答する場合もあれば、神戸市出身でないにもかかわらず神戸という地域に対して高いプライドを持っている場合もある。

兵庫県出身の人が神戸から来たと答える理由の裏には、このような考えがあってのことだというのは覚えておくとよいだろう。
また、兵庫県の西部にある播州地方で用いられる播州弁は、その独特な言葉遣いから他県の人から少々口が悪いという印象を持たれがちだ。
しかし本人たちは決して悪気があってそういう話し方をしているわけではないため、そこは理解しておこう。